いまも買い続けているマンガ2023
昔はほんとうによくマンガを読んでいましたが、歳のせいか感度が鈍くなってきたようで、全然読まなくなってしまいました。
『鬼滅の刃』ですら1巻で脱落する始末。
とはいえ、やっぱり好きなので買い続けているマンガもあります。
もはや義務感で買っているものもありますが、オススメの作品ばかりなので、読みたいマンガが見つからない方は是非参考にしてみてください!
ガラスの仮面
自分の年代は少女漫画全盛期!
『姫ちゃんのリボン』『ときめきトゥナイト』『ちびまる子ちゃん』『ママレード・ボーイ』など名だたる作品がいろいろな少女漫画誌で連載されてました。
当時は何気なく読んでましたが、『ママレード・ボーイ』ってあらすじだけ読むととんでもないですよね…。
二組の夫婦が離婚した同士で再婚した上、同じ家に住んで、義父(義母)の息子(娘)と恋に落ちるって…昼ドラかよ。
そんな全盛期には既に佳境に入っていた『ガラスの仮面』、未だに終わってません!
美内先生、いい加減にして!
ガラかめは当初は北島マヤが主人公だったのですが、ライバルの姫川亜弓さんが途中から二人目の主人公として頭角を表し(最初はちょっと意地悪なキャラクターだった)、自分が物心ついたときには既に、伝説の舞台の主人公「紅天女」を二人のうちどちらかを選ぶところまで来ていたのです。
どちらかが「紅天女」に決まるか、決まったあとに「紅天女」が開演されればおそらく終了するであろう物語が、いまだに役を争っているのです!
その争いが始まったのが34巻で発売が1987年ですから、もう36年!
ガラかめの最終回を待ちながら虹の橋を渡った方がどれだけいるか…。
正直「紅天女」の役を取り合うようになってからはあんま面白くないというか、逆にそれまでがめっちゃ面白いのでそこまでで十分っちゃ十分なのですが…。
(「ふたりの王女」が好きです)
スーパーベイビー
カリスマ店員のギャルが小説家志望のスーパー店員のマジメ君に一目惚れして、一見真逆のふたりが何気ない日々を過ごす話。
見た目は違えど、音が真面目で人の悪口を言わない尊敬できる二人です。
応援したくなるし、幸せになって欲しい。(というかもう幸せになってるけども)
ふたりを囲むひとたちもマイルドヤンキーだったり、普段過ごしていたらちょっと避けがちな人たちだったりするのですが、みなおしなべて良いやつで、善人の周りには善人が集まるということを実感でき、自分もそうありたいなと前向きな気持ちになる作品です。
後ハッピーマニア
楽しみに読んでいた『働きマン』がモヨさんの長期休養により、終了しないまま今を迎えているわけですが、このままほぼ引退みたいな感じになってしまうのかな?と思っていたところ、『ハッピーマニア』の続編が始まったのは超うれしかった!
相変わらずストーリーが面白いし、あと絵がうまい…。
展開も早いし、毎回楽しみにしながら読んでます。
でも『働きマン』まだ諦めてないぜ、おれは…。
おんなの窓/おかあさんの扉/女のはしょり道
全作を買ってる作家さんって伊藤理佐さんくらいかもというくらいファンです。
特に本人を具現化した「リサ」が登場するシリーズはどれも最高!
あと美大出身だけあって、絵がうまい。
いろいろ試行錯誤の中、現在の絵柄になったと思うのですが、それもどんどん進化してるんですよね…。
いまでもトーンとか結構多用してて、ベタも多いし…。
筆が遅いことをネタにしてますが、よく見ると手が込んでるのでそれもわかる。
でも毎週締め切りがあるであろう文春の担当者さんは大変でしょうね…。
凪のお暇
原作が終了しないままドラマ化された本作。
配役がピッタリすぎてビックリしましたね。三田佳子さんは最初気づかなかったよ…。
最初は完全なる悪役だった凪(主人公)のお母さんが、実はそうでもなかったり、キャラクターが多面的に描かれているのが良きところ。
お暇がちょっと長すぎる感じがしているので、そろそろ凪には前を向いて欲しいですが…。
HUNTER×HUNTER
休載が続く、『HUNTER×HUNTER』。
ガラかめとは違って、もちろん続きは気になるものの、1話1話が面白いので、描いてくれさえすればそれでいい…!という感じ。冨樫さんが描けなくなるのが一番心配。
自分はグリードアイランド編がRPGみがあって一番好きなのですが、結構少数派みたいですね。
AV女優ちゃん/我が子ちゃん
『だめんず・うぉ~か~』の連載終了後、タレントになってしまったくらたまの後を引き継いだのが元AV女優の峰なゆかさん。
西原理恵子は、くらたまに「あんたの歩いている先にあたしはいないよ」って言っていたらしいのですが、ほんとにその通りになりましたね…。
『アラサーちゃん』はエロ込みの女子あるあるネタのマンガでしたが、その連載終了後にスタートした『AV女優ちゃん』は、AV業界の実際を描いていて恐怖すら感じます。
これ読んだ後、AVまともに見れんよ。
そして『我が子ちゃん』は、峰さんの私生活を描いた作品で本人はそんなつもりないというか、そこは強調したくない部分だと思うのですが、さらっと入るフェミニズムにハッとさせられます。
そもそも結婚をしたくなかった峰さんは、結婚するにあたって「姓は変えない(峰さんの姓を選択する)」を条件にして、パートナーのチャラひげさんは躊躇なく配偶者の姓を選択したのですが、父親に反対されます。
その理由がまったくロジカルでなかったために、チャラひげさんは父親と決裂してしまいます。
当の峰さんは「最初はいろいろめんどうだからという理由で姓を変えないことにしたけれど、そんな意味不明なひとがいるということがわかった今は、絶対買えない!という強い意志に変わった!」と言っていて、別姓の問題ってこういうところにあるんだろうな〜と思いました。
実際にどの姓を選択するかというのは本質ではなくて、男性の姓に固辞するカルチャーというかそういうところが問題なのだろうと。
アンチも多いであろう峰さんのつよつよメンタルにも憧れます。
詩歌川百景
是枝監督により映画化もされた『海街diary』。
広瀬すずが「すず」を演じるというこれ以上ない配役で、他のキャラクターも及第点。
特に良かったのは大竹しのぶさんでしたが、実は不満もあって。
『海街diary』って巻数こそ9巻しかないですが、12年もかけて連載していた結構な大作なんです。
それが126分に収まるわけもなく…。映画公開時は終了すらしてませんでしたし。
今なら、NETFLIXなんかで連続ドラマ化でもしたら超面白くなるだろう傑作なんですよ!!!
あの年齢の広瀬すずはもういないわけで、そこがとても残念なところです…。
さて『詩歌川百景』は、その『海街diary』のスピンオフになります。
吉田秋生さんは人間の機微といいますか、どちらかというの嫌なところを描くのがとても上手いです。
そして嫌な奴が(表面的には)一番得する結果になるというのも現実っぽい。
『海街diary』もいい感じで9巻で終了したので、本作も期待しながら毎回楽しみにしています。
吉祥寺だけが住みたい街ですか?
ドラマ化もされた『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』が、『それでも吉祥寺だけが住みたい街ですか?』として復活!(ウェブで連載中)
アド街が好きな自分としては、知らない街の様子がわかる本作はとても楽しいし、重田姉妹もキュート!
特に金髪の富子は、デブだけど頭が良くて明るくてモテるキャラクターで、何かと自尊心が低めな自分にとって憧れの存在!
長く続いて欲しい作品です。
きのう何食べた?
シーズン2が10月から放送予定の「何食べ」。
ドラマはキャストも納得のキャストと作りで、映画も大ヒット。
個人的にはスペシャル版で三谷まみ役が宮沢りえだったのがアガったな〜テレ東わかってるぅ。
正直料理を作るシーンは読み飛ばしてます(結構多数派な気がする)が、毎度楽しみにしてます。
あ、あとよしながふみさんはマジもんのBL作家なので、よしながさん自身が描いている『ケンジとシロさん』という「何食べ」の二人がエッチなことをする薄い本もございます。
無料で読める作品もありますよ!
『凪のお暇』は、koboでお試し版が無料で読めます!
『我が子ちゃん』も一部が女子SPA!で読めます!
読んだことがない方は是非読んでみてください!