「BAFTAって何？」アカデミー賞からゴールデングローブ賞まで全映画賞とその略称

　アカデミー賞のノミネーションの発表が先週ありましたね！

　『君たちはどう生きるか』『PERFECT DAYS』がそれぞれアニメーション映画賞、国際映画賞の候補となり、そして何と言っても『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞ノミネート！
　これは日本のVFX史上、歴史的な瞬間でした。

　この『ゴジラ-1.0』チームの喜びの様子を見て、ちょっと涙が…。

　アカデミー賞授賞式は3月11日（月）の8:00ごろからとなりますが、映画賞はこれだけではありません。

　今週末はサテライト賞、来週末にはDGAとADG、その翌週にはBAFTAとオスカーまで毎週のように授賞式が続きます。
　さてこのDGAやADG、BAFTAは何なのか理解している方はどれだけいるでしょうか。

　これはすべて映画賞の略称なのですが、アカデミー賞の前哨戦と言われる映画賞はなんと80以上もありました…。

　そんな多すぎる映画賞についてこの記事では解説します。

　アカデミー賞に向けて最も重要なのは「組合賞」です。

　「組合賞」とは、監督組合や俳優組合など、映画に携わる人々がその仕事を行うために加入しなければいけない労働組合のことです。
　俳優活動もしていたドナルド・トランプ元大統領が、俳優組合を脱退したことがニュースにもなりましたね。

　この組合賞がなぜ重要なのかというと、アカデミー会員はいずれかの組合員であることがほとんどだからです。
　言い換えるとアカデミー会員は、各組合員でほぼ構成されているということです。（一部の外国人や引退した映画人を除く）

　また、組合員は同じ職業の仲間たちですから、その仲間たちから評価されるのはアカデミー賞とは違う喜びがあるとも言えるでしょう。つまり、プロがプロを選ぶ賞なのです。

　アメリカにはどんだけ批評家がいるんだ！？というくらいものすごい数の批評家協会がありますが、ウェブサイトがショボかったり、そもそもなかったりと実態がかなり怪しいものも少なくありません。

　これだけたくさんあるのに存在しない州も結構あります。

　組合やプロフェッショナル協会でも、批評家団体でもない映画賞です。
　アカデミー賞も全米映画テレビ芸術アカデミー（AMPAS：エムパス）による運営なのでこのカテゴリーになります。

• 「制作者」は、作品を実際に作っている人。画家、作曲家など。
• 「製作者」は、資金・スポンサー集めや宣伝などを行っている人。いわゆるプロデューサーのこと。
• 「映画俳優組合」は正確には「映画俳優組合・米TV／ラジオ芸術家連盟」である。「映画俳優組合」と「米TV／ラジオ芸術家連盟」が統合され、「Screen Actors Guild – American Federation of Television and Radio Artists」になった。略称は「SAG-AFTRA」（サッグアフトラ）
• 「クリティックス・チョイス賞」は、「旧放送映画批評家協会賞（Broadcast Film Critics Association Award）」だが、運営団体の放送映画批評家協会が、放送テレビジャーナリスト協会と合併し、「クリティックス・チョイス協会」が設立され、現在の名称になった。
• 「ミシガン映画批評家協会賞」は「旧デトロイト映画批評家協会賞（Detroit Film Critics Society）」であった。
• コロンバス映画批評家協会賞はセントラルオハイオ映画批評家協会賞から名称が変更となった

ナッカ・ザッカーバーグ

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3度の飯とアカデミー賞が好き。